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東部開発様【自立サイン製作〜施工】

大分県の「東部開発」様



自立サインの施工を担当させていただきました。

今回は製作から施工までの流れをご紹介します。



【工場内製作】


(材料切り出し)


バンドソーという機械を使って鉄骨の切り出しをしていきます。


-------バンドソーって何?

バンドソーとはその名の通り、

帯(バンド)になったノコ刃(ソー)を回転させ、金属や木材などを切断する工具です。

バンドソーはノコ刃を一方向に回転させながら切断を行えるので、他の切断工具と比較してよりスムーズで奇麗な切断が可能になります。






材料をカットし終えたらこんな感じです。

カットする際に水平、垂直にカットできているか確認しながら切っていきます。


※水平、垂直にカットできていないと、組み立てた時の隙間や歪みの原因になってしまいます。







(鉄骨組み立て)


切断した鉄骨を組み立てていきます。



外側の太い鉄骨から先に組み立てていきます。

完成形をイメージして加工していくことが必要です。

溶接する際も水平、垂直、直角を確認しながら固定していきます。

溶接は簡単にやり直すことができないので、仮溶接をして都度都度寸法を図りながら本溶接していく必要があります。


⚠️溶接する際に注意するポイント!


・作業前に作業道具の確認をする

 作業道具の損傷・磨耗がないか確認をする。


・換気をする

 溶接作業の過剰酸素放出による火傷防止の対策として、十分な換気を行う。


・温度管理をする

 ガス等の容器の取り扱いは容器の温度を40℃以下に保つ。


・マスクを着用する

 溶接作業で発生する「溶接ヒューム」吸引を防ぐため、必ずマスクを着用する。


・遮光メガネを着用する

 溶接作業の強い光から作業者の目を保護する目的で着用する。


・溶接用革手袋を着用する

 火傷や感電を防ぐため作業者は溶接用革手袋を着用する。




中の桟(サン)も溶接していきます。



溶接が全て終わったらグラインダーという機械で溶接ビートの盛り上がり部分を除去していきます。

溶接ビートを残したままにすると、鉄骨に凸部分が残ってしまうので、表示面のパネルを取り付ける時に浮いてしまったりうまくつかないので、除去する必要があります。



-------グラインダーとは?

グラインダーとは、砥石を回転させることで研磨や切削、研削を行う工具のことです。

砥石によっては金属やコンクリートにも使えるため、本格的な作業からDIYにも利用することができます。

鉄材やパイプの切断をする、コンクリートなどの研磨をする、表面を磨く、サビや面を取る、

塗装を剥がすといった目的で使用することもあります。



-------溶接ビートとは?

アーク溶接やレーザー溶接など各種溶接方法で母材を接合したとき、接合部分の表面でかまぼこのような凸形状に盛り上がっている部分のことです。

ビートがひも状であることから、ひも出し加工と呼ばれることもあります。




グラインダーで溶接ビートを除去するとこんな感じになります。

凸部分が平になったので、表示面のパネルも付けやすくなりました。



今回の自立サインは建植式では無く、コンクリートと鉄のプレートをケミカルアンカーとボルトで固定する使用なので、土台となるプレートを溶接します。



直角定規をプレートにあて、歪みがないか確認していきます。

プレートが歪んでいると、自立させた時に水平垂直に立たせることができないので、真直ぐにしていきます。



プレートの歪みはバーナーで鉄板を炙りながらとっていきます。



(鉄骨塗装)


溶接加工が終わったら塗装をしてきます。

塗装にも段階があり、まずは溶接時に付着したスラグや油汚れ等の拭き取りをし、その後に錆止め塗料、一液ウレタン塗料の順に塗布していきます。



溶接加工が済んだ鉄骨には、溶接する際に発生するスラグや油汚れというものが付着しています。

スラグや油汚れ等を拭き取らずにその上から錆止めを塗っても意味がなく、腐食の進行を早めてしまったり、うまく塗料が乗らなかったりするため、しっかり拭き取ることが重要になります。



-------スラグとは?

簡単に言うと、溶接の際に金属から出てくるカスのことです。

溶接時に溶融した金属から分離して発生するもので、現場においては「のろ」とも呼ばれています。




錆止めをローラーとハケの2種類を使って細かいところまで塗っていきます。

溶接をして、鉄の表面が見えてしまっているところを重点的に塗っていき、その他の部分も凹凸ができないように塗っていきます。



錆止めが塗れたら本塗装をしていきます。



錆止めと同様に細かいところはハケで、平な部分はローラーで塗料を塗っていきます。




一度塗りでは下地が透けてしまうので、本塗りは基本2回塗装します。





二度塗りするとこんな感じです。

一度塗りの段階ではあった色ムラがなくなりました。


二度塗りは色のムラをなくすだけだなく、

防汚性、防水性、遮熱性などの塗料の性能を耐候年数の間、しっかり持続させることができるので、二度塗りは重要になってきます。





(パネルシート貼り)


自立看板の顔となる表示面のシートを貼っていきます。



アルミ複合板を看板のサイズにカットしたらバリをとっていきます。



------- アルミ複合版とは?

密度の高い発泡ボードをアルミの板でサンドしたパネルです。

厚さ3mmという薄さですがアルミを使っているためしっかりとした強度があるパネルです。

そのためアルミ複合板は耐久性があり、反らないのが特徴。 簡単に言うと、薄くて硬いパネルです!

このアルミ複合版は看板ではよく使われている素材です。



-------バリってなに?

金属や樹脂、木材などの素材を加工した際に発生する出っ張りやトゲのことです。

「かえり」または、「かえし」と呼ばれることもあります。



バリが残ったままになってしまっているとシートを貼った時にぼこぼこが目立ってしまったり、シートを巻き込んだ時にシートが切れてしまったりすることがあるので、バリは綺麗に取っておく必要があります。



バリが取れたら拭き掃除をしていきます。

パネルにはゴミや油汚れが付着していることがあります。

そのゴミや油汚れがシートとパネルの間に挟まると、表面に凹凸ができてしまったり、十分な密着が難しく剥がれやすくなってしまいます。

なので、コートロンや水を使ってしっかり拭き掃除をしていきます。



-------コートロンとは?

アルコールベースの帯電防止剤です。

コートロンを湿らせた布またはスキージーで表示面を軽く拭き取るだけで、水気によって静電気を除去することができるので、表示面のちょっとした汚れ、細かなほこりなどを取り去ることもできます。




拭き掃除ができたらシートを貼っていきます。


⚠️シート貼りの際に注意するポイント!


・シートを貼る前にしっかり位置を合わせて貼り始める

 位置合わせを適当に行なってしまうと綺麗にまっすぐ貼ることができなかったり、後々位置を合わせようと

 するとゴミが入ってしまったり、シートにシワや傷が入ってしまうことがあるので、最初にしっかり合わせ

 ることが重要です。


・合わせを確認しながら貼る

 最初に位置をしっかり合わせていればそうずれることはありませんが、シートのテンションをかける方向が

 まっすぐでなかったりする場合は貼っていくうちにシートが曲がってしまうので、合わせを見て曲がってい

 ないか確認しながら貼っていく必要があります。


・スキージーの使い方

 スキージーは寝かせて角度をつけて使うことが重要です。角度は45度くらいにつけるのがポイントです。

 そうすることで、力が分散されながら圧着することができシワができにくくなります。

 また、スキージーを動かすときは角度を変えずに水平を保ったまま動かすこともシワができにくくなるポイ

 ントです。

 スキージーの動かし方は、一定の方向のみに動かすのではなく、表示面の真ん中あたりから、上下に動かす

 ことで、シートが曲がっていくのを防ぐことができます。


・しっかりシートを抑える

 十分な圧力をかけずに貼ると、気泡が入ってしまったり、接着不良が起きてしまったり、水や汚れが入って

 しまう可能性があります。

 そうなってしまうと、シートの耐久性が下がってしまい、剥がれや浮きの原因になってしまいます。



上記のことを注意しながら貼れたら工場内での作業は以上になります。



【現場施工】


まずは工場内で溶接した鉄骨枠を建てていきます。

今回は埋込の仕様ではないため、ケミカルアンカーとM12のボルトを使って基盤のプレートを地面に固定してきます。



-------ケミカルアンカーとは?

「ケミカル(化学)」という名前がついている通り、化学反応によってアンカーボルトやネジ、鉄筋(異形棒状)を固定するための薬品です。

すでに存在しているコンクリート基礎や擁壁に対して、新たにコンクリートを打ち足したい特に固定する目的で使用します。




ケミカルアンカーが固まったら、水の侵入を防ぐためにプレートの端とボルトの部分に変性シリコンを打っていきます。



-------変性シリコンってなに?

変成シリコーン樹脂を主成分とした湿気硬化型タイプの接着剤です。

硬化後は優れた弾力性を保ち、衝撃や振動に強く被着体同士の膨張、収縮の応力を吸収し、

耐久性にも優れております。建築物などに多く用いられており普通のシリコンとは違って、塗料がのるという点で外壁など塗装が必要な箇所に多く使われます。




鉄骨枠を建てたら表示面のパネルを貼り付けていきます。

工場内でアルミ複合板にインクジェットシート貼りしたものを強力なボンドテープ(両面テープ)とシリコンを使って鉄骨枠に貼り付けていきます。

この時に使うシリコンは変性シリコンではなく、普通のシリコンを使います。

二つの最大の違いはシリコンは塗料がのらず、変性シリコンは塗料がのるという点で、接着剤として使用する場合は塗装をする必要がないので、シリコンを使用します。


《シリコンを接着剤として使う理由》


・建物の防水性や気密性を高める

 コーキング剤で隙間を埋めることによって、防水性や気密性を高め、看板内部に水が入らないようにしま

 す。これによって、看板内のサビや腐食、壁面の劣化などを防ぐ効果が期待できます。


・建材を固定する

 コーキング剤が硬化することによって、壁面にしっかりと固定され、雨や風で看板が落下することを防ぎま

 す。また、ビスだけで看板を固定していると、サビなどで固定性が弱くなり、風で飛ばされてしまうことも

 多々ありますが、看板裏にコーキング剤をつけておくことで、およそ5年〜10年はしっかりと固定されるた

 め、より雨や風に強く、落下しにくい看板になります。

 また、ボンドなどとは違い硬化後もある程度の弾力性を保ってくれるため、地震などの揺れにも強いです。


ただ、コーキング材にも弱点があり、紫外線に弱く、日の当たるところだと劣化で5年程度しか耐久性が得られないこともあります。

また、すぐには硬化しないため、それまでしっかりと固定しておく必要があります。

そのコーキング剤の弱点である硬化するまでに時間がかかるというところを補うのが、両面テープです。

両面テープを使用することによってコーキング剤が硬化するまで壁にしっかりと固定する役割を果たします。



落下の危険性を少なくするため、ビスも打ちます。




ビスにも様々な種類がありますが、ビスの頭が表示面と面一になるように

サラビスを使用します。




打ったビスの上にはビス丸という目隠し用のシートを貼ります。



-------ビス丸とは?

ビスを隠すための丸いシートです。

シートの素材は看板のシートと同じ素材を使用するので、テカリ方が違ったり色味が違ったりすることはありません。ビスの上に貼るので、どうしても多少の凹凸が気になってしまうかもしれません。




近くで見るとビス丸を貼っていることがわかりますが、遠くから見ると目立つことはありません。



鉄骨枠をクレーン車で吊り下げる用で開けていた穴を変性シリコンで埋めて、拭き上げをしたら完成です。

穴を変性シリコンで埋めるのは、穴から水が侵入し鉄骨が内から錆びてしまうことを防ぐためです。



【Before】


【After】


看板をつけることによって企業の場所を記憶してもらい、認知度をアップするのに高い効果があります。




東部開発様、ありがとうございました。




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