⽬次---------------------------------------------------------
4.まとめ
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お店などの効果的な集客のために、看板の設置場所をよく考えることはとても大切です。立地条件が悪かったり、目立ちにくい場所にあったりするお店の場合は、特に意識しなければなかなか顧客をお店まで誘導することはできません。本記事では、効果的な集客のための看板の設置場所について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.立地条件から考えてみよう!
まずは自分のお店の立地条件から考えてみましょう。これから紹介する看板の活用のしかたを、自分のお店の立地と照らし合わせながら読んでみてください。
奥まった場所にお店がある場合
奥まった場所にお店がある場合は、とにかくお店の存在を知ってもらうことが大事です。お店の近くの大通りに、お店の名前や場所を伝える看板を置くのがよいでしょう。名前だけでどんなお店かイメージしにくい場合は、看板に説明を加えたり、扱っている商品の写真を載せたりするなどの工夫も必要です。場合によっては、簡単な地図や道順の説明を入れても効果的です。
地方都市のお店の場合
地方都市では、ショッピングセンターやホームセンターなど目印となるような大きな施設をうまく利用してお店に誘導するのがよいでしょう。たとえば「○○ショッピングセンターから直進500m」など、大きな施設を目印として看板に説明を記載するのが一例です。あまり目立たないお店や小さな施設を目印にしてしまうと、その地域に住んでいる人には伝わるかもしれませんが、観光などで来た人々には伝わらないので注意しましょう。
商店街にお店がある場合
商店街にあるお店の看板は、高い場所に設置せず、地面に置くタイプのスタンド看板などでアピールするのが効果的です。商店街を歩くときは、人々はお店を見ながら歩くので視線が下に集中するためです。色使いやデザインを工夫し、他のお店や看板に埋もれないようにすることも必要です。
2.おすすめの設置場所と適切な看板の種類
続いては、看板のおすすめの設置場所と適切な看板の種類を見てみましょう。せっかくよい場所に看板を設置しても、種類が適切でなければ効果は最大化できないので、しっかりと予習しておきましょう。
最も人気なファサード看板
お店の上部に取り付けられる、店名などが記された「ファサード看板」は、看板の中で最も人気の種類の看板です。一目見ただけでお店の名前が伝わるのが特徴ですが、お店の雰囲気に合わせた配色にすることで一体感が生まれ、さらに素敵な看板になります。お店の外観デザインの一部ともいえるパーツになるので、文字の読みやすさを含め、全体的なデザインにもこだわるべき看板になります。
お店周辺に置くタイプのスタンド看板
商店街の中にあるお店のアピールに効果的な「スタンド看板」は、視線が低い位置にあっても目に入るのが特徴です。飲食店の場合はメニューを載せたり、病院などの場合は診察スケジュールを載せたりなど、ファサード看板よりも情報のカスタマイズが効きやすいでしょう。お店の雰囲気に合わせて手書きしたり、シックな書体でフォーマルな印象を出したりするなど、スタンド看板もお店との一体感を大事にしましょう。
ガラス面に貼るカッティングシート・グラフィックシート・ウィンドウフィルム
お店のドアや窓のガラス面に貼られているのは「カッティングシート」「グラフィックシート」「ウィンドウフィルム」という種類のシートがあります。
「カッティングシート」は文字やロゴなど好きな形に切り取ることができます。発色が綺麗なので、自分が思い描いた色を忠実に再現することができます。ガラス面以外にもスタンドサインの表示面や車体や室内のドア、ステンレスの銘板など様々な場所に使用されています。車の車体や窓にお店のロゴや営業時間、電話番号、サービス内容などを貼ることで宣伝効果が期待できます。
「グラフィックシート」は色鮮やかな彩色やビジュアルを印刷して貼り付けることができます。カッティングシートではできないグラデーションやイラスト、写真の印刷など多彩なデザインが可能です。視覚的な効果だけでなく紫外線カットフィルターや日射調整機能があるシートもあり、室内の眩しさを和らげることもできます。ガラス面以外でも幅広い場所で活用されていますが、特にガラスに貼る場合は、商品の写真や店舗の統一感を演出することで、外からの視線によって店内の雰囲気や提供されるサービスがわかりやすくなります。
「ウィンドウフィルム」はガラス窓に貼る透明な薄膜で、UVカット、遮熱、プライバシー保護、セキュリティ向上、断熱効果などが特徴です。UVカット機能は紫外線から室内を保護し、遮熱効果は太陽光の熱を遮断して室内温度を調整します。プライバシー保護では外からの視線を遮りつつ、室内からの視界を確保します。一部のフィルムは割れても飛散を抑制し防犯機能を果たします。断熱効果もあり、エネルギー消費量・フロンガス排出量・空調費を大幅に削減することができ、SDGsにもつながります。
ドライバーにも見てもらえる案内板
車の交通量が多い地方でよく用いられるのが「案内板」です。運転中のドライバーの目にも留まるよう、大きな文字で重要な情報をしっかりと載せることが重要です。特に地方都市ではお店の場所が分かりずらい場合があるので、お店までの距離や目印となる施設など掲載することも効果的です。また「左折後2つ目の信号を右折」など具体的な道順も示れば、よりドライバーに対して親切な看板にすることができます。
3.【番外編】店内にチラシやポスターを置くのも効果的
最後に【番外編】として、店内のチラシやポスターの効果についても触れておきましょう。
店内に貼るチラシやポスターは、総じてひと息つけるような場所に設置するのが効果的です。
トイレの壁に貼るチラシ
トイレの個室内は、誰しもがひと息ついてしばらくの間過ごす空間なので、壁にチラシを貼っていれば自然と見てもらえる可能性がグっと高まります。飲食店の場合は、自店のコース料理や割引サービスの宣伝のチラシを貼ることが多く、ご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。
待合室の壁に貼るポスター
病院などの待合室も、その場でゆっくりと過ごすので伝えたい情報を見てもらうのにぴったりの場所です。主な活用例としては、定期検診の重要性を知らせる病院のポスターや、施設コースの案内をしているマッサージ店のポスターなどが挙げられます。顧客が、またそのお店に来る理由を見つけられるような情報を載せられると、リピーターになってくれる可能性も高まります。
4.まとめ
本記事では看板の設置場所の重要性や、様々な看板の種類を解説してきました。看板の効果を最大化するためには、設置場所や種類はもちろん、看板に記載する情報やデザインなどにもこだわるのが大事です。意識してみると、普段何気なく使っている街やお店にも、実に多くの看板が設置されていることが分かります。自分のお店の看板を新しく作ったり買い替えたりする場合は、身の周りの看板にどのような工夫がされているかよく見てみると、参考になることも多いでしょう。看板も決して安くはない宣伝ツールなので、効果を最大化すべくできる限りの工夫をして、より多くの集客を達成できるように努めましょう。
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